ワーママとして、フルタイムで働きながら子育てをしていると、
どうしても毎日が“こなすだけ”になってしまいがちですよね…
朝は時間に追われ、帰宅後はバタバタの家事育児、寝かしつけが終わるころにはクタクタ
「私、ちゃんと子どもと向き合えてるのかな?」と自問しながらも、立ち止まる余裕もなくて。
「私の人生、このままでいいのかな?」なんて考えて、いっぱい悩みました。
そんな私が、思い切って時短勤務に切り替えてから、1か月。
今回は、時短勤務にして感じた心の変化と、いまの素直な気持ちを綴ってみたいと思います。
時短勤務にして気づいた、子どもの“かわいい”を味わう時間
結論から言うと、時短勤務にして一番よかったのは「子どもたちをかわいいと思えるようになったこと」です。
フルタイム勤務中は“余裕”がなさすぎた
フルタイムで働いていたときは、毎日がバタバタ。
朝は時間との戦い、仕事では常に気を張りっぱなし、帰ってからもごはん・お風呂・寝かしつけ…一息つく間もなく1日が終わる。ずっと何かに追われていて、ずっと誰かに謝ってばかりいました。
そんな日々の中で、子どものかわいい言動に「ほっこり」する心の余裕なんて、正直なくて、
もちろん、我が子のことは大切に思っていました。
でも、「あ〜、うちの子、ほんとにかわいいなあ」と感じる余白は、自分の中にはなかったんです。
私に似て朝の弱い5歳の長男を起こすときも、自立心と好奇心が強くて、何でも「自分でやりたい!」派の3歳長女に付き合うときも、今思えば、ずっとイライラしていました。
時短勤務にして初めて気づいたこと
時短勤務に切り替えてしばらくたったある日。
何気ない瞬間に、ふと我が子の姿を見て「うちの子、めっちゃかわいい…!」と心から感じたんです。
その瞬間、「あれ?私、今までこんなふうに思えてなかったかも」と、はっとしました。
正直、時短にしたからといって仕事が減ったわけではありません。お給料も当然減ります。それでも、毎日の生活に“ちょっとした余白”が生まれたことが、私の心に大きな変化をもたらしてくれました。
子どもの何気ないしぐさや言葉を、ちゃんと受け止めて、愛でることができる。
「かわいいな」「ありがとう」「今、この時間が大切だな」
そんな感情が、ようやく自分の中に戻ってきた気がします。
時短勤務の今なら、長男を起こすときには、赤ちゃんの頃から変わらない寝顔をしばらく眺めて、ニヤニヤできる。
長女のおぼつかない手元が少しずつ上手になっていることにも気づいて、ちゃんと褒めてあげられる。
今、私は私の「ママ像」が好きです。伝わるかな?
「一番大切なもの」を取り戻せた選択
もちろん、時短勤務にもデメリットはあります。給料は減るし、仕事量はそこまで変わらず、工夫と気合で乗り切る毎日には、フルタイムのときとあまり変わらないかもしれません。
キャリアアップを目指す人にとっては大きなロスになるかもしれないし、旦那との家事分担もますます私に重きが置かれていく…
それでも私は、「今しかない子どもとの時間」をちゃんと味わえる今の働き方にして、本当によかったと思っています。
毎日がんばるワーママのみなさん。
もし今、余裕のなさに押しつぶされそうになっていたら、
少し立ち止まって、自分にとって「本当に大切なもの」は何かを考えてみてほしいです。
そして今、現実と向き合うとき…
とはいえ、まだ時短勤務にしてから1ヶ月弱。
しかも私の職場は給料が前払い制なので、4月分の給与はフルタイムと変わらず支給されました。
だからこそ、5月の今、ちょっと緊張しています。
「ついに、時短勤務のリアルな給与額が明らかになる…!」
もちろん、あらかじめ減ると分かっていたことではあります。
でも実際に振り込まれる金額を見るまでは、やっぱり不安がつきまといます。
「どこまで減るんだろう?」
「この生活、やっていけるかな…?」
そんなモヤモヤが頭をよぎります。
もちろん、これから現実的な壁にぶつかることもあると思います。
お給料が減って、やりくりに頭を悩ませる日も来るかもしれません。
でもそれでも、私は時短勤務にして後悔していません。
なにより、「子どもを心からかわいいと思える時間」を取り戻せたことが、今の私には何よりも大きな宝物だからです。
慌ただしい毎日の中でも、ほんの少しの余裕があるだけで、見える景色はこんなにも変わるんだなと実感しています。